投稿者: chihara

夏真っ盛り

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熱いさなかにお試し投稿

湯治場余話・その5

湯治場余話・その5

※この情報は過去のものです。 「余話」とするのはいささか場違いですが、ちょっと自己紹介。  

湯治場余話・その4

湯治場余話・その4

湯治場の奥となりに、古い小さなお堂が建っています。 もともと療養のためだけに長く営んできた間に、地元と近在の 協力で建立されたものです。その寄付帳が壁に掛かっています。
 仏様は、松江市郊外にある一畑薬師様を分けていただいて おります。隣接するほどの近くにお堂がある温泉も、全国的に 珍しいのではないでしょうか。

 「一畑寺(いちばたじ)は、出雲神話の国引きで名高い島根 半島の中心部、標高300メートルの一畑山上にあります。
『目のお薬師様』として、古くから全国的な信仰の広がりを持つ このお寺は、1300段余りの石段(参道)でも有名です。
 お寺の名称は「一畑寺」が正式です。通称『一畑薬師』 として 古くから親しまれております。厳密に言うと、『一畑薬師』は 『一畑のお薬師さま』の意、つまり仏さまのお名前を親しみを こめて呼んでいることになります」・・一畑薬師HPより。
 禅宗(臨済宗妙心寺派)の一畑薬師教団の総本山でもあります。

 このように、お薬師様と湯治場の関係については、温泉の性質 からして、なるほどとうなずけます。先代の女将はこの温泉を 「薬湯(くすりゆ)」と呼んでいたくらいですから。

 おまいりするときの真言は「おんころころ せんだりまとうぎ そわか」。般若心経を上げたあとに、三回この真言を唱えます。
 何回も通ううちに病気やけがが癒え、そのお礼にと熱心にお参り する方も少なくないようです。
 傍らには観音様の仏絵も納められています。こちらの真言は 「おんあろりきや そわか」。あわせておまいりください。  おまいり後、くれぐれもろうそくの火は消して。

 信仰といえば、もう一つ。
温泉の入り口、橋からすぐのところに小さな祠があります。 これは、お地蔵様です。古くは、三瓶山に通じる古道の郡界に 建てられていたものを、昭和になって地元の古老がこの場所に 移したものといわれています。
 2体並んだ仏石は、わずかに仏様の姿がうかがわれる程度で ほとんど原石のままの、原始的な信仰の形を残しています。
 地元の人がときおり拝みに来られて花を飾ったり、線香を あげたり、夏場は周囲の草刈りもきちんとして大切にしています。
 湯治場においでになるお客様や、ここらに住む者の道行きの 安全を静かに見守ってくださいます。

 最近は、最寄りのJR「沢谷駅」からたっぷり一時間かけて 歩いて来られる温泉ファンも増えてきました。
 その道すがら、断崖からドンド(滝のこと)を見下ろしたり、 お地蔵様に手を合わせたり。
 山里から山中に入り込んでいく穏やかな風情に浸りながら、 車の中からでは発見できない、路傍のたたずまいがあります。
 自然との共存があり、古くからの民間信仰が静かに息づく所。 それもまた湯治場を包み込む、日本の良き風景、情景です。

 山奥の温泉を見守り、支えてくださる地元・湯谷(ゆんだに) 地区のみなさんに、あらためて感謝いたします。

湯治場余話・その3

湯治場余話・その3

長い間、療養専門の湯治場として宣伝のひとつもしてこなかった のですが、代替わりや雑誌などに 

湯治場余話・その2

湯治場余話・その2

秋から初夏にかけては、最後にぬくもるための上がり湯を 沸かしています。これが五右衛門風呂で 

湯治場余話・その1

湯治場余話・その1

ご存じのように、ここ千原温泉は、湯治場の直下から自然に湧き出した瞬間の温泉につかることが出来るのですが、実は洗い場の下からも、上がり湯の焚き口の周囲からもしみ出すように湯は湧いています。 すぐ上流の川のほとりには持ち帰り用の源泉があり、そこはくり抜いた岩盤のすき間から湧き続けます。
 ところで、この他にも自然湧出の源泉がいくつもあるのです。
まず、玄関入口左側の建物の真下に半地下の源泉があります。ここは、ずっと昔に使われていた湯坪と思われます。アロエの鉢がある玄関左脇の通気口からのぞくことが出来ます。
 次に、浴場とお薬師堂の間の狭い通路の奥に洞窟をくりぬいた源泉があります(下の写真)。ここは、湧く量が少ないため現在は使われることはありませんが、昔は湯の花をとっていたということです。湯の花がたまり、川に流れ出す所には、析出物による小さなドームが形成されています。

さらに、渓流の岸辺にもいくつかの湧き出し口があることに気付く方もおられると思います。黄色い湯の花が目印です。近づいてみるとやはり炭酸ガスとともに、温かい温泉が湧き出しているのがわかります。
 湯治場の湯坪からあふれた湯は、建物に沿った暗渠を通って駐車場下の排出口から流れ出していきます。 この暗渠にも湯の花がたまり、放っておくと流れが滞ってしまうため、冬になると暗渠に潜り込んで湯の花を流す必要があります。夏場はガスがたまっていて入ることはできません。 深い谷底にあって、水脈がちょうど地上に現れる場所がここにあるということなのでしょう。

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温泉の四季(過去ログ)

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